記事:ディエップ・トゥ 2022年12月10日|午後5時(GMT+7)
英国人旅行者のローズさんは、ベトナムの北から南への3か月間の旅の中で、何個食べたのか思い出せないくらいパンを食べたという。
しかし、ベトナム中部のホイアン旧市街で食べたバインミーがとても美味しかったという。
「ベトナムでの3か月間、バインミーをたくさん食べました。」「もしベトナムに2週間しかいなかったとしても、バインミーを食べることを勧めます」とローズさんは話した。
バインミーは、中にパクチーやキュウリ、ニンジンやダイコンのピクルスなどの生野菜を入れ、パテやマヨネーズなどのフランス料理に使われる調味料と合わせたベトナムスタイルのサンドイッチである。
しかし、他にもチャルア(ベトナムスタイルのハム)や目玉焼き、焼き豚やミートボールなど多種多様な人気の具材が使われている。
フルトッピングのバインミー1個で、VND15,000〜50,000(≒約88〜184円)ほどである。
「街角のカートでバインミーを販売している伝統的な店や、サブウェイのようなチェーン店のお店もあります。好き嫌いがある人でも、きっとお気に入りのバインミーを見つけることができると思います」とローズさんは話した。
ハノイ旧市街を訪れ、ローズさんは、バインミー専門店の多さに驚き、一番美味しい屋台を探すのは難しいという。しかし、彼女の友人が ハノイで最も有名な住所の一つであるメゾンドリエン屋台(Maison de Lien stall)をオススメしてくれたという。
「私が食べたバインミーは小さめでしたが、サイズが足らなかった分、風味がそれを補ってくれました。お肉がいっぱいで、なめらかなパテが美味しかったです。」「中に入っている野菜はパクチーだけで、私はあまり好きではないので、もし新鮮な野菜のバインミーを食べたければ、ここではないと思います。」
「パテのコクでバターの味はあまり感じれなかったですが、美味しかったと思います。総合的に見てハノイはバインミーの激戦区で、食べるには最高の環境です。」とローズさんは話す。
ローズさんは、他にもバインミー25(Banh mi 25)やシンハノイ(Sinh Hanoi)、チャム・バインミー(Tram banh mi)などのお店をオススメしている。
外国人観光客が多いホイアンでは、ローズさんはベトナムで一番のバインミーを見つけたという。
「ある日の夜、ホイアン・グルメツアーで、その日4回目の食事としてマダムカーン(Madame Khanh)に連れて行ってもらいました。」「とても美味しかったです!パンの表面が硬いそのバインミーは、肉とパテ、野菜とソースがぎっしり詰まっています。すべてがちょうどいい量で、本当に美味しいです!」とローズさんは話す。
このレストランは50年間変わらず、オーナーのグェン・チー・ロックさんが考案した様々な種類のバインミーがある。
「まさにバインミー王でした!オーナーは、最高のバインミーを作るのに人生を捧げています」とローズさんは話す。
「どうやら、オーナーは、バインミーを食べて満足したお客さんからもらった手紙を壁に貼って残しています。それは素晴らしい壁でした。」
彼女は、ホイアンで数か月間過ごしたあと、ホーチミン市に移った。様々なローカル料理を試し、バインミーはそのうちの一つだという。
ベトナム旅行中、ホーチミン市で過ごした時間は少なかったため、ローズさんは同市1区のレーチーリエン通りにある、南部の大都市で最も価格が高い、一つ3ドル(≒約400円)でバインミーを提供するお店として有名なフィンホア(Huynh Hoa)の屋台にしか行けなかったという。
ローズさんのお気に入りの都市は、魅力的でありながら慌ただしい旧市街と、素晴らしい料理とコーヒーがあるハノイだと話す。
「ですが、私はサイゴンの大ファンでもあり、ベトナムは都市生活だけではないと言っても過言ではないと思います。」
「ハロン湾やサパやフエなどの場所も、ベトナムを探検すべき自然と文化のワンダーランドにしています」と表現した。