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【翻訳記事】アメリカ人が選ぶ ベトナムの新感覚バー

記事:ホアン・フォン 2022年10月15日|午後10時12分(PT)

アメリカの旅行雑誌の読者が選ぶベトナムの2大都市にある厳選されたバーを紹介

 

オーナーのトゥン氏が5月にオープンしたハノイのホアンキエム地区クアン・チュン通りにあるクッシ(Kussi)は、市内で最も人気がある夜のたまり場的バーの一つになった。店内は12席のみで、月曜日を除く午後7時半から午前1時まで営業している。

クッシでは、カクテル5杯とトゥン氏とシェフチームの手作りによるグルメスナック付きの2時間コース。一階にはハイチェアがあり、中二階には4人掛けのソファが設けられている。価格帯は、ドリンクだけの注文で約7,000円前後、ドリンクとフードの注文で約9,000円前後である。

 

 

ハノイの旧市街ハンマー通りの古い家の屋根裏にあるハフリントン(The Haflington)は、ヨーロッパの建築様式にプライベート博物館をイメージしたデザインである。店内には、グラスが飾られたショーケースや、紳士クラブスタイルのスモーキングラウンジの横にあるウィスキーの試飲コーナーがある。バーは二階建ての造りで、バーがあるメインフロアはハイチェアに座ってくつろぐための快適なスペースを設けており、サブフロアはプライベート専用になっている。

天井から吊るされている長さ3メートルの恐竜の骨格模型が目立つ。バーの営業時間は午後3時〜翌午前1時で、一人あたり約1,250円〜1,500円程度である。

 

 

ホーチミン市1区のマックチブオイ通りにあるチェウ・インスティテュート(Trieu Institute )は、歴史に酔いしれる場所である。このバーは、中国王朝を撃退した3世紀の戦士で、同店と同じ名を冠したヒロインのバー・チェウからインスピレーションを受けている。店内は二階建てで、バルコニーからはベトナム南部の大都市の喧騒を眺めることができる。

チェウ・インスティテュートは、大胆な伝統的要素を残しつつ、モダンなエレガントさを備えたデザインになっている。バーではカクテルの提供だけでなく、タコのグリルやブラックアンガスステーキなどのベトナム料理を提供している。営業時間は、午後4時から深夜まで。

 

 

かつて市内最大のアヘン製造工場だった場所のホーチミン市1区ハイバーチュン通りにあるオペラの怪人(Phantom of The Opera)は、サイゴンオペラハウスの裏手に佇み、グェンフエ通からもそう遠くないところにある。店内は間接照明や、アルコールとエリクサーが並ぶ煌びやかなグラスのショーケースで装飾されている。

ここでの最大の見ものは、中折れ帽を被り、派手なスカーフを首に巻き、ストライプのスリーピースーつを着用したレトロな装いのバーテンダーである。このバーを訪れたことがある人によると、入口のドアが同じ色褪せた黄色で塗装されているため見つけにくいという。営業時間は、午後6時から翌午前2時まで。

 

 

ホーチミン市1区のレーリーリエン通りにあるハイブリッドサイゴン(Hybrid Saigon)では、地元のカカオを使用したデス・チョーク・サゼラック(窒息死)や旨味たっぷりのマッシュルーム・マエストロが提供されている。 同店の創設者であり、ミクソロジストのラム・ズオン氏は、2021年のアジアベスト50の都市に選ばれた彼の故郷でもあるニャチャンで最初にオープンした。そこから、南部に独自のコンセプトで出店をした。

ハイブリッドサイゴンは、ベトナムで初めてとなる2人のバーテンダーが向かい合って立つ2か所に分かれたカウンターバーがある。 毎週金曜日と土曜日の夜には、音楽の演奏がある。

 

 

ホーチミン市3区のゴーカット通りにあるムア・クラフト・サケ(Mua Craft Sake)は、受賞歴のあるST25米からベトナム産のサケを製造するベトナム初のクラフト酒醸造所として知られている。 店内にはサケのタンクとオープンキッチンがあり、日本の米で作った甘酒を飲んで楽しむ客で賑わっている。

新鮮なベトナムの食材で作られた日本風のユニークな料理が提供されている。同店は、ホイアンにあるムア(Mua)というレストランがモチーフで、指揮を執ったシェフのチュー・ラン氏は「ベトナムのニャウ(酒宴)文化と日本の居酒屋料理との融合を楽しむことができます」と説明した。

 

【翻訳編集】Hải Tình

 

原文:

e.vnexpress.net