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【翻訳記事】ベトナム 新パスポートに出生地を追加

2022年9月13日 11:52

 

ベトナムの新パスポートの出生地情報が省略されていることを理由にビザの発給を停止している国があることを受け、ベトナム市民の海外渡航を容易にすることを目的としている。

 

ベトナムの新パスポート(青色)と旧パスポート(緑色)(写真:VNA/VNS)

 

ハノイ— 公安省は、9月15日から新しいパスポートに出生地情報(省・市)を載せるようベトナム入国管理局および在外公館に指示を出している。

 

ベトナムの新パスポートの出生地情報が省略されていることでビザの発給を停止している国があることを受け、ベトナム市民の海外渡航を容易にすることを目的としている。今年の7月から発給が始まった新パスポートはネイビーブルーの表紙デザインになっている。

 

公安省は、政府と国家常任委員会に、新パスポートにも旧デザインと同じく「出生地」の情報を記載する決議案を求める報告書を提出するという。

 

アメリカは、ベトナムからのすべてのビザ申請者の新パスポートに出生地情報を追加するよう求めた。

 

ベトナム米国大使館は、新パスポートに出生地情報が記載されていない申請者は面接に出席することを認めず、予定を変更する必要があると月曜日の発表で述べた。

 

その以前には、7月下旬のドイツに続いて、チェコやスペインなどのヨーロッパ各国が出生地情報が省略されている新パスポートでは適切なチェックが難しいとの理由で受付を拒否した。

 

それらの国はのちに、新パスポートに出生地情報が追加されていることを条件に受け入れた。

 

ベトナム・ベルギー大使館によると、ベネルクス諸国(ベルギー、オランダ、ルクセンブルク)は今月上旬、出生地を示すスタンプが押されている場合は、ベトナムの「青い」新パスポートを認めるとした。

 

同大使館は、ベトナム入国管理局または在外公館によって押されたスタンプのみ適用されるという。

 

しかし、フランスやイギリスなど数か国は現行の新パスポートを受け入れるとしているが、政策などの変更の可能性に注意するよう促している。

 

ベトナム入国管理局は、入国審査の際に出生地情報は必須項目として求められておらず、新パスポートが国際民間航空機関(ICAO)の基準を満たしていると主張している。—VNS

 

【翻訳編集】Hải Tình

 

原文:

vietnamnews.vn