記事：2022年10月11日 16:41
ベトナムのダン・ホアン・ジャン国連大使は、昨今の世界の安全保障環境はここ10年でより複雑になり、これまでの国際社会の努力に影響を及ぼしかねないと述べた。
（ニューヨーク）ー ベトナムは、10月10日に行なわれた国連総会の第一委員会における一般討論の中で、軍縮と不拡散における国際的な取り組みの強化を各国に呼びかけた。
ベトナムのダン・ホアン・ジャン国連大使は、昨今の世界の安全保障環境はここ10年でより複雑になっており、国際社会の努力に影響を及ぼしかねないと述べた。
大使は発言の中で、各国はこれまで積み上げてきた成果を守り抜くために軍縮と不拡散における国際協力をより強化するべきであると述べ、サイバーセキュリティや宇宙空間などの新たな課題や分野に対して効果的に対応するための枠組みを共同で推進することを呼びかけた。
その過程において、引き続き国際法と国連憲章の基本原則に基づいて国際紛争の平和的解決を促し、多国間主義の重要性を維持することで世界的な軍縮を後押しする、と外務省担当者はいう。
大使はまた、ベトナムは委員会の取り組みに携わり、世界の平和と安定と発展のために協力する準備ができていると述べた。
およそ140か国とオブザーバーが集まった一般討論で、武力衝突や核の脅威、武器がテロリストや犯罪集団の手に渡る危険性など、国際安全保障は予測できない課題に直面していることを共有した。
外交手段を用いて対話を促すことは、依然として緊張を和らげ、相互理解を深め、良好な国際平和と安全保障環境を作り出す効果的な手段であるとした。
第一委員会（軍縮と安全保障会議）は、国連総会の6つある主要委員会のうちの1つである。今委員会は11月上旬までの会期である。ー VNS
原文：
