KAISEI WORLD

Hello, world!

【翻訳記事】同胞の犯罪を懸念する日本に住むベトナム人

記事:ドゥック・チュン 2022年9月9日|午後4時31日(PT)

 

東京で開かれたベトナムフェスティバル2022のフェアの露店(写真提供:在日ベトナム学生青年協会 Facebookベージより)

 

トゥエンさんが東京都内の飲食店の店内で座っていたとき、日本人の男性が入ってきて、外国人が違法なことをしていると罵り叫んだ。彼はただ座って見ることしかできなかったという。

 

大学2回生のトゥエン・レーさんは、夜が更ける頃の帰宅途中で霞ヶ関駅近辺にいた。東京で働く会社員たちが仕事を終えて郊外の自宅に帰る時間帯だった。

 

授業とアルバイトで疲れ果てたその日、24時間営業の飲食店を見つけて立ち寄った。

 

その後、事態は一変した。

 

当惑したが、悲しみの方が大きかったと彼はいう。

 

「それはどこからともなく、日本のメディアは家畜と果物を窃盗した犯人がまだ捕まっていない事件を報じ、ソーシャルメディアでは名前に「グェン」が含まれている人をほのめかしました。」

 

出入国在留管理庁によると、約43万3千人のベトナム人が日本に住んでおり、在留外国人全体の15.7%を占めているという。公安部は6月、法律を違反している外国人の中でベトナムが最も多いと述べている。

 

日本で10年間住み、日本アセアンセンターで勤務しているトゥアン・アインさんは、問題は根深いものであり、日本の実習制度と出稼ぎ労働者の非現実的な期待が関係していると語った。

 

日本国際協力機構(JICA)の統計によると、2021年7月までに在留しているベトナム人技能実習生は約20万2千人で、全実習生の63.8%を占めている。

 

日経新聞の調査によると、彼らの80%の人が日本に行くために平均67万4千円を借入れしていることが明らかになった。

 

しかし、多くの実習生が日本に来てから現実に直面し、犯罪者になる。

 

アインさんは「彼らは日本に行くために多額の借金を抱え、幻滅感と相まって借金が犯罪への道へと導く」と述べた。

 

警察によると、日本で犯罪に手を染めるベトナム人の数は近年増加していることがわかった。

 

2020年にベトナム人実習生が犯罪を犯した事件は約600件で、前年から60%増加した。

 

ベトナム人はまた、外国人が関与した窃盗の60%と暴力の35%に関わっているという。

 

東京を拠点に外国人の支援を行う会社を経営しているシマダ・ヒロムさん(31)によると、実習生の募集プロセスは十分ではないという。多くの実習生は将来性がなく適度な教育しか受けない肉体労働者で、日本に行くために多額の借金を抱えるが、給料は低いと述べた。

 

トゥアン・アインさんは、会社は収入について透明性を確保し、ベトナム人実習生に適切な技能や語学力を確実に習得できるような実習を行う必要があると述べた。これにより、犯罪を減らすことができるという。

 

【翻訳編集】Hải Tình

 

関連記事:

kaiseiworld66.hatenablog.com

 

原文:

e.vnexpress.net