KAISEI WORLD

Hello, world!

【翻訳記事】変わる若者の働き方

By Nguyen Hang, Quynh Chi   August 25, 2023 | 06:44 am GMT+7

レー・フォン・アインさんは、直近に入社した会社で残業があることを知った初出勤の日に、会社を辞めた。

 

「自分の勤務時間は、面接の時に聞いた通り毎日17時半までだと思っていました。」「しかし、同僚のみんなは5時半を過ぎてもデスクで働き続けているのです」と25歳の女性は振り返る。

 

アインさんは、ある日21時半にオフィスを出た。彼女は同僚に、残業はいつもあるのか、またはただのたまにのことなのか聞いた。彼女によると、同僚たちは通常は19時半頃にオフィスを出るが、繁忙期にはさらに22時や23時になることもあるという。

 

毎月の給料が500万VND(≒ 208 USD)で、このような言い換えは不公平に感じ、彼女は辞めることにした。

 

彼女は「みんながなぜそこで働いているのだろうと不思議に思いました」という。

 

アインさんは、プライベートの時間を彼らに邪魔されたくないため、勤務時間外に仕事をすることを受け付けない若者たちの一例である。エンターテイメント関連の会社でコンテンツクリエイターとして働くフォン・オアインさん(25歳)は、VnExpressの取材に対し、2年前から18時以降は業務連絡の通知をオフにするようになったと話す。

 

彼女がそのような時間を設けたのは、大学を卒業してから初めてフルタイムの仕事に就いた時、深夜に仕事のメッセージで目が覚める頻度が多かったからという。

 

彼女は「8時から仕事が始まり、17時に帰ることができ、勤務時間外に予期せぬトラブルに対応する必要がない仕事が私の理想の仕事です」と話す。

 

オアインさんは、幸運にもそのような仕事を見つけたというが、それは何も犠牲にするものがないというわけではない。彼女は郵便局の営業時間外に働かないため、彼女の現在の月給はわずか1000万VNDである。しかし、彼女にとってはそれがちょうどいいという。

 

「私は大学を卒業したばかりで、自由な時間もたくさんあったので、最初の仕事は我慢できました。」「ですが、今は個人的に興味があることや交友関係も増えたので、本来自分の時間であるはずの自由な時間に仕事のことを心配したくないので、勤務時間内に仕事をやり終えたいのです」彼女は話す。

 

2023年4月にグーグルが実施した、18歳から25歳の1000人以上を対象にしたある調査では、回答したおよそ53%の人が、ライフスタイルに「程良さ」を求めていることがわかった。彼らは締め切りに追われることを嫌い、精神的な健康を優先するため、職場の競争を避けて通ることに何の問題もないと考えているのだ。

 

アメリカの調査会社、ガルアップ(Gallup)は、さまざまな国で、若い社員が自分の仕事に繋がりを感じている割合が驚くほど低いことを指摘した。Z世代(1997年以降に生まれ)とミレニアム世代(1981年〜1996年生まれ)に属するアメリカの若者のうち、彼らの仕事に情熱を持っていると感じる人さえ3分の1にも満たなかった一方で、イギリスの数字はさらに低く、わずか9%であった。

 

多くの若者に抵抗を感じている。(写真引用:Freepik)

 

このような仕事に対する満足度の低さは、残業などの仕事におけるネガティブな傾向が要因している。

 

レー・カム・ヴァンさん(22歳)もまた、3か月の残業のあと、初めてのフルタイムの仕事を辞めた。

 

「私の上司が、勤務時間が終了する前にフィードバックを返せるよう、私はいつも16時から17時までに完了した業務を報告していました。」「ですが、彼らがそうすることは一度もありませんでした」と彼女は話す。

 

ヴァンさんは、深夜ではないにしても、上司からのフィードバックはいつも21時から22時頃に受け取っていたという。新入社員だった彼女は、その時に行なっていた仕事の手を止め、上司の助言通りに業務を修正することで、常に自分の決意と熱意を示そうとしていた。

 

その見返りとして、彼女は月に600万VNDを受け取っていたが、仕事に費やした労力に見合った報酬ではないと感じていた。

 

「しばらくすると、自分の人生を犠牲にしなければならず、上司の仕事のルーティンを中心に回っていることに、私は負担を感じ始めたのです。」「入社から2か月後には、仕事に関するすべての通知をオフにし、その1か月後には退職していました」と彼女は話す。

 

ヴァンさんは、仕事のあとはプライベートのための時間を持つべきだと信じていたため、残業を求められない仕事を探していると付け加えた。彼女は、勤務時間内に、求められるすべての仕事を終えられることに自信を持っており、二度と真夜中を過ぎて働かないと自分に約束した。

 

しかし、これらの社会の傾向は企業の上層部を困らせている。

 

しかし、これらの傾向は企業の上層部を困らせている。

 

同じく通信会社でマネージャーを務めるレー・ダオさんは、仕事の後に音信不通になる人たちのことを理解できないと話す。

 

「通信業界での仕事というのは、365日24時間連絡できる状態である必要があるのです。」「そのため、数人の若い社員が勤務時間以外に連絡を受けることに不快を感じていることを知った時、私は驚きました」と彼女はいう。

 

「通信業界での仕事というのは、365日24時間連絡できる状態である必要があるのです。」「そのため、数人の若い社員が勤務時間以外に連絡を受けることに不快を感じていることを知った時、私は驚きました」と彼女はいう。

 

「もし彼女が週末にメッセージを確認し、チームのやりとりを見ていれば、私たちに本当のことを報告し、みんなの不安を和らげることができたでしょう」とダオさんはいう。

 

その現象を説明してと頼まれたとき、ダオさんは、ソーシャルメディアがその傾向を動かしているかもしれないと話す。彼女は、企業で働く仕事のやる気を削ぐような「疲れる仕事は休もう」や「オフィスワークを辞めてフリーランスで月に2000万VND〜3000万VND稼ごう」などと奨励するコンテンツの波が、その傾向の大部分に影響しているという。

 

イギリスのサルフォード大学で公認心理学者であり、上級講師を務めるアシュリー・ワインバーグ博士は、企業は若い従業員の傾向に合わせて働き方を調整することを奨励している。若い社員により献身的な意欲を持たせる動機付けとして、オフィスのレイアウトを変更、無料のスナックやドリンクの提供、賃上げがある。

 

イギリスのサルフォード大学で公認心理学者であり、上級講師を務めるアシュリー・ワインバーグ博士は、企業は若い従業員の傾向に合わせて働き方を調整することを奨励している。若い社員により献身的な意欲を持たせる動機付けとして、オフィスのレイアウトを変更、無料のスナックやドリンクの提供、賃上げがある。

 

「締め切りに遅れたり、勤務時間外に連絡が取れないことの理由に、学業やアルバイト、家族の事情を理由に挙げる多くの写真を見てきました。」

 

「締め切りに遅れたり、勤務時間外に連絡が取れないことの理由に、学業やアルバイト、家族の事情を理由に挙げる多くの写真を見てきました。」

 

【翻訳編集】Hải 】

原文:

e.vnexpress.net