記事:ゴック・アイン 2022年11月7日|午後4時45分(PT)
ファン・ミン・チン首相は火曜日、カンボジアを公式訪問し、首相就任以来初の隣国への訪問となる。
チン首相と政府高官は、カンボジアのフン・セン首相からの招待を受けて早朝にハノイのノイバイ空港から出発し、2日間(11月8日〜9日)の日程で公式訪問する。
首相は訪問期間中、ASEAN首脳会議にあわせて10日〜13日で開催されるその他関連会議にも出席する。
外務省が月曜日に公開したインタビューのなかでグェン・ミン・ヴー副外相は、首相の訪問はさまざまな分野において重要な節目となると語った。
「今回の訪問は両国にとって2国間関係を加速するとともに、特に経済や貿易、観光分野において包括的な協力を再開し、世界的な経済状況からの悪影響に強い経済を構築する機会となるだろう」と述べた。
今回の訪問は、2国間の友好的な隣国関係と包括的かつ安定的な協力の意味合いを持つ。
ベトナムは、ASEANおよびカンボジアへの最大の直接投資を行う5か国のグループのなかで主導的なポジションを維持している。
今年はじめの9か月における貿易取引高は、前年比16.7%増の84 億 5000 万ドルに達した。
ASEAN首脳会議とその他関連会議は、地域的かつ世界的な安全保障および経済情勢を踏まえた複雑な展開を見せるなかプノンペンで開催される。
ASEANおよび世界各国の首脳たちは、経済をすぐに回復させ、現在の安全保障上の危機的状況を解決するために議論を行い、合意をめざす。
副外相は「これは挑戦であると同時に、ASEANが地域の問題を解決するために重要な貢献をする中心的な役割と能力があることを確認し続ける機会でもある」と述べた。
ASEAN首脳会議は通常、年に2回開催される。
外務省のレー・チー・トゥ報道官は、11月3日の記者会見で、今回はチン首相にとってASEAN首脳会議と地域圏やパートナー間の会議に直接出席するのは初めてのことであると述べた。
これらのハイレベル会合は、新型コロナウイルスの影響で2年以上中止されていた直接的な交流と対話が再開されたことを示すという。
サミットの枠組みのなかで、チン首相は20以上の行事への参加および各国首脳や国際機関と現在の問題について議論する会議に出席する予定である。
チン首相はカンボジアのフン・セン首相との会談や、ベトナム・カンボジア間貿易および投資促進フォーラムへの出席、カンボジア政府高官たちと面会する予定である。
アメリカのホワイトハウスは今月初め、ジョー・バイデン大統領もカンボジアを訪れ、毎年開催されるASEANサミットに出席する予定であると発表した。
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【翻訳編集】Hải Tình
原文: