2022年9月19日（月）18:07
VOV.VN ー45年前の9月20日、国連に加盟したベトナムにとって、世界との関係を築く新たな章の始まりとなった。国の発展のために国際的な支援を獲得し、国際問題への関わりを増やしてより深く世界に貢献する国となった。
ベトナムは、1975年4月30日の歴史的なホーチミン作戦で勝利を収め、国家統一を果たした5ヶ月後に国連に加盟した。国連はまもなく、戦後の復興と貧困削減に向けて国際的な支援と援助を求める決議を採択した。
米国からの禁輸措置に直面した1977年から1980年代の終わりまで、国連は東南アジア諸国に、戦争からの復興や貧困の削減、発展の促進に至るまでさまざまな支援の手を差し伸べた。1990年代には、ベトナムが経済と法改革に関する政策と行動計画を策定するのを支援し、さらなる発展と国際統合に向けて援助した主要組織の一つを代表している。
それにより、ベトナムは国連の一加盟国として叙情に関わり、ますますその役割が高まった。1990年代後半以来、国連開発計画（UNDP）をはじめユニセフ（UNICEF）やユネスコ（UNESCO）、国際原子力機関（IAEA）、国連人権理事会など国連の多くの主要機関に加盟している。また、2008年〜2009年と2020年〜2021年の期間、安全保障理事会の非常任理事国に2回選出されている。
ドイモイ政策（刷新）と国際統合におけるさまざまな実績とともに、国連とより広い世界の共通の務めのためベトナムは共に歩み、効果的に貢献してきた。国連ミレニアム開発目標と2030年までの持続可能な開発目標の計画と実施に携わったことは注目に値することである。
さらに、ベトナムは気候変動に関する国連の協力プログラムや、病気の予防と管理、飢餓の撲滅や貧困の削減、恵まれない人々への援助などに積極的に関与している。また、国連と連携してアフリカ諸国の農業や食糧、教育、健康、貧困の削減を支援するために三者協力イニシアティブを実施している。
安全保障委員会に加わった際には、ベトナムは国連憲章や多国間主義への支持、地雷の除去、女性や子ども、および戦時における必要不可欠な民間施設の保護などさまざまな重要なイニシアティブを打ち出した。その動きは国連加盟国からの強力な支持と総意を得た。ベトナムは、2017年から2021年にかけて、国連平和維持軍に合計493人の軍関係者や隊員を派遣しており、南スーダンやアビエイ地域に4つの第2野戦病院を展開した。
また、平和安全保障並びに環境保護や気候変動、さらにはパンデミックなどの国際社会が直面するあらゆる問題に対処するための開発において、ベトナムは国連とASEANが協力することを積極的に促している。東海（東シナ海）に関しても、状況をさらに複雑にすることなく、同時に平和的解決を促しながら、平和と安定、警備と安全、航行の自由、及び沿岸国の正当な権利と利益を保証するための国連海洋法条約（UNCLOS）を含む国際法の尊重を引き続き強調している。
過去45年以上にわたり、ベトナムは平和と安全と発展における大国と小国の両方に同水準の競争の場をつくるために、国益と国際法の原則に基づいた国際的な議題の計画に携わることにより、高い責任感を持って国連の活動に意義深く貢献してきた。
移り変わる世界では、2030年と2045年までの開発目標に向けて、より多くの国際的な支持と支援を獲得するため、ベトナムは一貫した外交政策を十分に発揮する必要がある。これは世界共通の問題、平和と安全保障、開発協力および地球規模の課題への対処におけるベトナムの積極的な役割をさらに促進しながら行われるべきである。今後、国連の崇高な目標、すなわち世界中の人々のために紛争を解決し、平和の維持と安定を享受することに、ベトナムはさらに貢献することが期待されている。
VOV
【翻訳編集】Hải Tình
原文：
